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  vistaworld21.com  2003年(平成15年)9月25日号 
姉妹誌 メールマガジン ビスタスコーレ VISTA Scholé21
主宰:vistaiwao@muse.ocn.ne.jp 総局:sakamotom@muh.biglobe.ne.jp

                  
VISTA−それは調和のとれた眺めや未だ知らぬ世界に拡がっているはずの景観や見通し、
そして未来に向かう生命の展望です。私達は、スカウト運動の創始者ベーデン・パウエル卿が
提唱した「自然という教場」の21世紀版を求めてビスタソング" Free Fly Flow" のように伸
びやかでさわやかな世界を創り、次の世代に引き継ごうとする有志のネットワークです。

火星人来襲記念碑
【 写真: 火星人来襲記念碑:
1938年10月30日、H.G.ウエルズの小説「宇宙戦争」の真に迫った放送劇で、全米にパニックを起こした火星人の着陸場所、ニュージャージー州グローヴァーズ・ミル(Grovers Mill)にある「MARTIAN LANDING SITE」の碑】
                             


 
                                                              

駈けよ Mars
やじま いわを
 この夏は、天も地も人の世も狂いどおしだった。
 冷夏もあれば猛暑もあったし、ものすごい洪水や魃(ひでり)もあって、思わぬ被害や悲劇が続いた。
 そのうえ、ヒトの形をした人非人(ひとでなし)どもが、拐(かどわ)かしや殺しをまるでテレビゲームの感覚でしたり。 また、向こうの国では、正義を名乗る大量破壊兵器の持主が、国威をカサに他国のネズミ退治をしにいく”冗談”を本気で仕掛ける一方、その隣のほうでは、紀元前10世紀に始まる絶対を相容れない民族の仲立ちを気取った”スグに決裂する和平調印の冗談”で、罪もない生命と血と涙を繰り返すお馴染みの攻め合いに拍車をかけている。
 だが、そんなネズミ退治の最中に隣国まで巻き込んだ自国の大都市大停電の騒ぎも泣き笑いだった。
 しかし、そうした緊張がテロリストや過激派をあおり、自爆を含む大勢の犠牲がますます深刻化しているのに、単一国家に住む平和ボケで宗教オンチの平均的な日本人には民族や宗教の根深い対立が少しも理解できず、無関心なのが哀しくも恐ろしくてならない。
 スネかじりや定職もなさそうなニッポンの若者が、親から授かった自分の身体にアナをあけて耳や鼻や唇にまで輪っかをはめ、ケータイにうつつを抜かし、クルマを乗り回し、欲しかったからとカッパライができ、キレたからと人殺しができる。そんな狂(くる)っ人(と)を放っておける国が、この日本の他に地球のどこにあろうか。
もちろん、アウトローは違うが、私が住んでいた途上国では人々にそんな狂(くる)っ人(と)を許すゆとりさえなかったし、仏教にせよキリスト教でもイスラム教の寺社やモスクが地域社会を築くモラルの中心にあった。 また、ニューヨークのスラムや差別の強いアメリカ南部でも、流浪の民がキャンプするパリ郊外でもロンドンやミュンヘンの場末でも、北極圏を含めて私が旅をした国々の町には、そんな狂っ人を絶対に受け容れない見に見えぬバリアーがあった。  
 そうした折も折、6万年ぶりの大接近をした軍神星のMars。その火星が夜々東西の中天を駈け巡っているが、火星人たちは地球人の蛮行を嘆き、どん欲な人類が荒らした緑の惑星を解放できるのはオレたちしかないと、1938年の地球攻撃では地球の細菌によって敗退した苦い経験に学んだウイルス弾を、あの9本の手足で磨きながら、天帝「大宙神」の出撃命令を待っているだろうか。
 地球は人類にとってかけがえのない星だが、地球にとって人類は必要な存在だったのか・・・・大宙神の裁定を拒むことはできない。 
 ひょっとすると、秋分点の地球をねらった彼らの船はすでに着いて、今ごろは狂(くる)っ人(と)の町々に「天誅」のウイルスを撒いているか、それとも、 地球史37億年の最新参種ホモサピエンスを矯正するDNAを、若者たちに移植しているかも知れない。 だが、地球人にとってそれらを選択できるときでは、もうない。
 聞こえてこないか、地球神ガイアの「駈けよMars。来たれ火星人たちよ。」と祈る声が・・・・
 





ピクセル彩路紀  No.15

ちょっと古びたデジカメを手にぶらり歩きもまた楽しいもの。うつろいやすい世間のカゲの道すがらに、 思わず目を合わせたモノたちとの会話も、ナチュラリストのぜいたくのひとつです。


= = 声をしのぶ草むらの宴 = =
ツユクサの写真
【 写真 :ツユクサ 和泉川親水公園にて


ツユクサ 〔ツキクサ・アオバナ・ボウシバナ〕
Commelina communis L.
 路傍や荒地のやや湿った場所にふつうに生えるツユクサ科の一年草で、日本全土,中国,朝鮮,旧ソ連西部に分布し,北アメリカに野生化している。古くはツキクサと呼んだ。茎は高さ10〜50cmで枝を分け、葉は互生して長さ5〜7cmの卵状で平行脈が著しい。夏に青紫色の花を咲かせるが、花被は6枚あり,内花被3枚のうちの上側2枚が大型でよく目だつ。おしべは6本あるが花粉があるのは2本だけで他の4本にはない。

 中国では若芽が食用にされることがある。全草は中国で解熱,解毒,風邪,利尿などに用いられる。また斑入りの園芸品種もある。形態的に変異が多く,花がとくに大輪のものはオオボウシバナ var.hortensis Makino と呼ばれ,観賞用または染料用として栽培される。青色色素のコンメリニンを含む花の汁で染めた青紙は,友禅,絞染の下絵の絵具に用いられる。

 なお、ツユクサ科 は38属約500種を含み,ほとんどが熱帯,亜熱帯の植物で、ムラサキツユクサ属(トラデスカンティア)には観賞用に栽培される種が多い。
                




                      
共育ロータリー
 


多彩だった いずみ新鮮組 の 夏

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6月は ホタルの観察会
  6月は、恒例のホタル観察会。7日(土)の夕刻、和泉町の天王森公園に家族ぐるみの30人が集まり、湧水の森に舞う80〜100の光の明滅を数え昨年より多くなったホタルの灯を楽しみました。


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7月は エコクッキング

  7月12日(土)、ボーイスカウト62団みのる記念フィールド「中和田の森」キャンプ場に15名が集まり、圧力調理器と発泡スチロール箱の「ヘイボックス」を使って、シチュウのエコクッキング〔省エネ料理〕と自家製ヨーグルトサラダなどの味覚を楽しみました。

  
   【 写真 : みのる記念フィールド】               【 写真 : 保温調理器ヘイボックス】



© 8月は エコキャンプ

  8月16日〜17日、藤沢市御所見の少年の森でテルテル坊主の願いも空しく、雨降りのエコキャンプを行いました。参加者はデイキャンプも含めて18人。 初日はアイデアを活かした「カレイドスコープ」づくりや全員が2匹のイワシを調理して骨やヒレごと残さず食べる夕食へのチャレンジ。
  夜の観察。雨のテントで夜更かしをしても翌日はみんな早起き。 朝食のパンをタヌキに先取りされたハプニングはありましたが、場内の観察散歩とリーフプリントのハガキづくりなどを楽しんで終わりました。

 
   【 写真 : こわごわイワシ料理】               【 写真 : リーフプリント】


© 9月は 季節の色と あい染めバンダナづくり
  久しぶりに晴れた9月12日(土)、学童と保護者26人が泉中央公園で、季節を彩る草花の色彩で 絵や文字書きをしたり、藍色染料を使ってオリジナルのバンダナを作りました。 また、森でひろった山栗を茹でて秋の味を感じ、昼食を食べて帰りました。 


   【 写真 : 草木の色を集めながら 】





       予 告

 
10月26日(日)の「いずみ新鮮組」は「秋のめぐみ いもほり交歓会」
    いずみ中央駅9時30分集合、14時解散 会費300円・弁当・軍手・収穫袋を持参
    申込先は、電話かFAXで045-802-2156 矢島まで






地元小学校の体験学習を支援
      == 5・6年生の2泊3日を「愛川ふれあいの村」で ==

 二学期に入ってすぐの9月9日から11日まで、地元の市立伊勢山小学校(泉区:斉藤校長)が今年から始めた体験学習の野外活動合宿を支援しました。

 場所は丹沢山塊の県立愛川ふれあい村。最近は伝統的な日光への修学旅行に代えてこうした体験学習をする学校が増えながら難点は野外での体験学習をだれがどのようにリードするか・・・・。そこで、ビスタのスカウトメンバーが支援の依頼に応じて、一応の成果をおさめました。
 参加者は、2泊3日コースの6年生が47名、1泊2日の5年生が55名の計102名と、校長以下教師陣が7名(男性1・女性6)、それにビスタの3人(矢島・三宅・田中)とアルバイトの男女青年2名の 成人は12名。
 幸いの晴天に恵まれた3日間、ヤマヒルに吸われた児童もいたが、満月と火星の最接近をスコープで見せながら、宮沢賢治の「星めぐりの歌」を教えた夜間観察会、ビスタの環境ビンゴを使った自然ハイキング、サーメ(ラップランドのトナカイ遊牧民)の火打ち道具で火の神(校長)が点火するキャンプファイアー、その他合宿全般の生活指導にスカウティングの手法を十分に発揮しました。

 
    【 写真 : これがシラカバ】                 【 写真 : 火の神と火の子たち】


 
        

ビスタ新刊 【非売品につき、現在CDーROM版で頒布を検討中です】


 元ボーイスカウト日本連盟事務局長根岸眞太郎師の痛快談話の採録

 先達十話シリーズ第6編 青春の瞳輝く 「眞ちゃん十話」 A5版40ページ カラー1ページ
 平成15年7月21日発行【限定200部発行 他に千葉県連盟がプレミアム版250部を発行】



©©©©©©©©©©©  感謝 寄贈 資料・文献録 ©©©©©©©©©©©

 天候気象異変の続いたこの8月、我が国ボーイスカウト運動の特に指導者訓練体系を拓き、現役を辞したいまも歪みの目立つ日本の運動を見据えて、聞く耳やスカウトセンスを傾けようとしない関係者に飽かず「正道」を説いて警鐘を鳴らしている恩師 鹿野 重師から大変な論文を戴いた。
 それが次の二つである。
    研究論文「提言」予備学習資料
    研究論文「提言」 君は"スカウティングの永遠を"信じますか?
 論旨は、日本連盟の「指導者訓練体系検討特別委員会」が「アダルト リソーシス方針に基づく指導者訓練体系の全面改定」と謳って中央審議会に出した「答申書」の矛盾を示し、どの方角が正道であるのかを理路整然と解き明かしている。
 そして、新米の指導者にも分かるほど論旨を噛んで含めるように説き、日本のスカウト運動の操舵輪を握る者たちがなぜ羅針盤の読み違えに気付かないのか、そして目盛りの狂った自動操舵に「スカウトニッポン丸」の航路を任せて泰平楽を決めているアブノーマルを見過ごしてはいけない。このままでは難破してしまうぞ。との叱声が2論文の行間からも紙背からも聞こえてくる。
 不自由な足を杖に頼りながら、師をこれほどまでに駆り立てているのは、このままではニッポンのスカウト運動が崩壊してしまう――「世界スカウト機構規約」が示す運動は、創始者ベーデン-パウエル卿〔B-P卿〕の教理と方法により、すべての青少年に解放された自主参加の教育運動であり、またそれを支える肝心の指導者が不可欠である――なのに、その指導者の訓練体系から「野外での体験訓練」を排して「インドアの短期講座」にすり替えれば、B-Pスピリッツとは似ても似つかぬリーダーが産み出されて運動全体を危(あや)め、「光の路」の行く末を閉ざしてしまう。活路はひとつ・・・・羅針盤を正しく向けて理想を目指すことだと・・・・。
 鹿野師の提言は、スカウト運動に生涯を捧げて正真の逸材を育ててきたことをベースにしている。そして、世界のスカウトが敬愛すべき創始者ベーデン-パウエル卿が唱えた頼もしい青少年を育む純正なスカウト運動を進めるために、現在日本のスカウト運動が直面している内部矛盾を糺(ただ)そうとの一徹を貫き通しているのだ。
 思索と行動の秋――及ばずながら私も師の影をたどっているが、一人でも多くの盟友が師の心意気に燃え共に歩まれんことを切望する。 
 








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      【姉妹誌VISTA WORLDメールマガジン ビスタ スコーレ 要約版 】 
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2003(H15)年 9 月 24日号
                



随 想
Free Fly Flow ( 要 約 )
何のため 誰のための・・・・?
                                                                         やじま いわを
 ブロードバンドのおかげで世界の動きがいつでも観られるようになったが、本当はどちらが敵か味方かもわからない中東の紛争を "CNN" など星条旗寄りの映像や言葉じりだけで云々するのは危ないし、話題の"アルジャジーラ"だけならなお危ない。
 また、同じ「星」でも星条旗のキリスト教的な星と「ダビデの星」のユダヤとは違うし、また「月」をシンボルとするイスラムの考え方とはそれこそ月とスッポンほどかけ離れていることを意識していないとじきに焦点が揺らいで誰が何のためにしているのか見失ってしまう。
               < 中 略 >
 ジハッド(聖戦)の美名の下で自爆テロに駆り出される若者たちは、引かれた直線以外よそ見をしたり休んだりバックすることもできないよう、「自分が神のために」との催眠訓練で振り向くこともできない特攻マシンに変身しているだろうから・・・・。  < 中 略 >
 だからなおさらのこと、ボーイスカウト運動はもとより、どんな集団でもリーダーシップの鍛錬が組織の拡大よりも優先課題となっている。  < 中 略 >
 ところが、野外での実地体験訓練と神(仏)への務めを基幹にしてきたボーイスカウト運動のなかで、日本のスカウト組織が、実地体験訓練を略したリーダーの即席養成をしようとして、いま論議を沸かしている。しかも、「何のため誰のためのスカウティングか?」の自問を投げながら・・・・ 
 情けないではないか。自分が奉仕するのは「少年たちを有能な地球人に育てるため」で、その国際的なブランドに関わる大人たちは青少年を指導しうる技と品性のあるリーダーと、それを支える育成者に決まっているではないか。 そして、少年たちの成長を喜び「これがオレの生き甲斐だ」と胸を張れれボランティア冥利に尽きるというものではないか。
 本当にリーダー訓練から野外での実地体験をなくすようになったら、「How to本」やクッキングカードを手にした隊長が現れて、書いてあるとおりに作ればこんなのができると言うだけ・・ハイキングやキャンプでも多様に変わる自然の姿や驚異を気付かせもしないだろう?
 とにかく、いつの社会でも歓迎されるのは「頼もしい人物」である。
学歴や家柄ではなく、機に応じて「こんなときはこうするんだ」実際に示しリードできる者・・・スカウトリーダーで言えば少年の手を取って教え示し彼らの好奇心を満たせる者でなければボーイスカウトの指導者とは言えない。また、そうでなければ、少年たちは離れていってしまう。 < 中 略 >
 少子化社会の反映による加盟員数の減少は仕方がないが、そのために日本が創始者ベーデン-パウエル卿が示した実地体験訓練法を軽んじ、安易な指導者養成方法に切り替えれば、見かけの上の指導者数は増えてもスカウト数や上進率の向上は望めないだろう。 それでも敢行するのならその根拠を訊ねようではないか。 「何のため 誰のため?」の訓練体系改訂なのかと。
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