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   vistaworld21.com    No. 2004年(平成16年)10月号 
姉妹誌 メールマガジン ビスタスコーレ VISTA Scholé21
主宰:vistaiwao@muse.ocn.ne.jp 総局:sakamotom@muh.biglobe.ne.jp


VISTA−それは調和のとれた眺めや未だ知らぬ世界に拡がっているはずの観や見通し、そして未来に向かう生命の展望です。私達は、スカウト運動の創始者ベーデン・パウエル卿が提唱した「自然という教場」の21世紀版を求めてビスタソング" Free Fly Flow" のように伸びやかでさわやかな世界を創り、次の世代に引き継ごうとする有志のネットワークです。


青空を背景に、たわわに実った柿
 【 写真: 柿右衛門の色・・・】

ネバー ギブアップ
                                                やじま いわを
 『この夏は、天も地も人の世も狂いどおしだった・・・・とは、前号つまり昨年9月のホームページNo.14冒頭の書き出しだった。

 それが、まる1年を過ぎたのに、より異常な異状は止もうともせず、エスカレートさえしている。
 じつは、この稿を綴っているときに伝ってきた昨夕の微振動が「新潟中越地震」だったし、被災地の盟友にはまだ電話連絡もつかないで、ヤキモキしている。

 海の向こうではテロをテコとした殺戮ゲームが拡がり、そのカゲで泣く人々の映像が飛び交っているのに、「Peace」なんて辞書の中にしか存在しないのではないだろうかとさえ思え、「平和の騎士」を自負して情熱を燃やしてきたスカウトとしても、やりきれない気持ちで一杯だ。 
 また、そのスカウト運動の特に日本の組織の余りにも激しい揺らぎと衰退に対する「落胆」や、自団のリーダーが汚した名誉を挽回する模索も、底なしのヌカ・クギ状態で暗澹である。

 それにしても、この丸一年、ビスタ ワールドが活動の証としていたこのホームページを出せなかったのは何故か? 
 そう質されるのを兢々としながらひたすら頭を低めていたのだが――有り態に言えば「投影スクリーンの揺らぎ」とでも言おうか、発信したことのエコーが返ってこなくなったことへの不信だった。

 回りくどい言い方になるが、最近までは打てば響いていた相手が蜃気楼のように揺らぎ始め、伝えたいイメージを映しても煙幕のスクリーンのように焦点が合わなくなったり、眞物だと思って手をのべたら掴みどころのない虚ろなホログラム像のようであったりと、掴み所のない不安が覆っていた。

 考えたくはないが、「知ってはいたいが係わりたくない」――これが今どきの人間関係なのか?

 にがい思いのまま庭先の柿の実りを見上げたら、その色に魅せられてついに赤絵の磁器を手にした陶工柿右衛門の試行錯誤の、はるか360年の昔が心をよぎった。

 そうだ、「ネバー ギブアップ」。道は一つやっぱりしかない。  相手が もうろう だろうがヌカ・クギだろうと、自分を信じて思いを発信し続けるしか手はない。

 ならばと、二つの水晶体と網膜を定めてから目の前のモヤモヤを拭いながら、熟し柿の実に手を伸ばして口中に艶っぽい甘味を満たした。そして、体中の揺らぎをタネと一緒に吹き飛ばそうと、口鉄砲を天に向け、颯爽と発射してみた。
 




ピクセル彩路紀  No.16
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ちょっと古びたデジカメを手にぶらり歩きもまた楽しいもの。うつろいやすい世間のカゲの道すがらに、 思わず目を合わせたモノたちとの会話も、ナチュラリストのぜいたくのひとつです。


 
= = うわさにめげるな 大きくなぁれ= =

セイタカアワダチ草
            【 写真 :セイタカアワダチソウ 和泉川流域にて
セイタカアワダチソウ 〔アキノキリンソウ〕
Solidago altissima Linn.

 カナダから北米に分布し日本では空き地などの荒地を好み、高さ1〜2.5mほどにもなるキク科の大形多年草。 茎は直立で枝がなく短い毛がはえて紫褐色。葉は互生し、長さ5〜15cmの細長いだ円形。10〜11月に、先端に大きな円錐花序をつけ、濃黄色の小さな花をたくさん咲かせる。

 日本には観賞用に導入されたとの説もあるが、急速に広がったのは第2次世界大戦後で、養蜂業者が蜜源植物として種子を散布したとの説もある。和名の由来は、同じ属のアキノキリンソウの別名アワダチソウよりも草丈が高いことによる。

 また、地下部から種子の発芽を抑制する物質を分泌するため群落をつくりやすいことや、花粉アレルギーの元凶であるなどの濡れ衣を着せられたこともあって、嫌われるものになってしまったが、蜜源植物であるように、ミツバチなどの昆虫によって花粉を媒介させる植物であり、花粉を風に乗せてばらまく風媒花ではない。 また、旺盛な成長力を利用して法面緑化などへの活用も検討されたが、イメージが悪いので実施には移されていない。だが、実際には表土流出の防止には役立っている。

 
共育ロータリー




© 6月は ホタルの観察会
6月5日(土)、和泉川沿いの天王森公園恒例のホタル観察会にいずみ新鮮組も参加して、昨年よりもやや少ない50ほどのホタルのランプを楽しみました。


© 7月は ふれあいクッキング「人類はメン類だ」

7月10日(土)は、いずみ中央地域ケアプラザで、お年寄りの人たちと交流しながら、永井万恵先生の指導で手打ちウドンを作り、クワやヨモギやタンポポ・ドクダミなど野草の天ぷらを添えたメン類パーティを楽しんだあと「あやとり」や「ボタンのブンブンコマの回し」などを教わる昔遊びで盛り上 がり、2時頃解散。 参加:28名〔小学生10名・母親5名 お年寄13名〕とスタッフ3名
三世代の麺うち 子供たちに、あやとりを教える
【 写真 : 三世代のメン打ち】 【 写真 : あやとりの伝授】


© 8月は 「恐竜となかまに」・・国立科学博物館で恐竜と進化を学ぶ

夏休み大詰めの8月21日(土)、「恐竜となかまに」のテーマに恐竜大好きな少年少女と保護者が 参加し、上野の国立科学博物館で恐竜と地球生命の進化を学びました。
こわごわとと、恐竜骨格を見学
【 写真 : こわごわ恐竜化石園】


© 9月は海は地球の母さん・・新装の新江ノ島水族館で豊かな海の世界を学ぶ

9月11日(土)、新装の新江ノ島水族館で大水槽ごしで間近に大中小の魚の群、ニモなど人気魚 との驚きの対面やドルフィンショウを見学。海が地球生命の母であることを実感しました。


© 10月 「秋のめぐみ いもほり交歓会」

10月24日(日) 、台風一過の晴天に恵まれてボーイスカウト・ガールスカウトと共に「交歓いも掘り大会」に参加。 例年どおりこの日のためにボーイスカウトOBの安西紳一さんが丹精したサツマイモ:アズマニシキを掘りあげ大収穫に歓声を上げてから、ボーイスカウト育成会提供のトン汁を食べ、実りを満喫しました。
掘り出したおいも、何かに似てる?
【 写真 : 何かに似てる?】


ビスタ ワールドは地元の伊勢山小学校の体験学習を支援 ◆
昨年の好評に応えて、今年も地元横浜市立伊勢山小学校の校外体験学習の支援をしました。
== 6年生は2泊3日を(7月13〜15日)「足柄ふれあいの村」で ==
== 5年生は1泊2日を(9月23・24日)「愛川ふれあいの村」で ==
足跡サインを追う、夜間追跡ハイク 星座観察の子供たち
【 写真 : 足跡サインによる夜間追跡ハイク 】 【 写真 : とまどいながらの星座観察】






〜〜光の路を振り返って、未来の路を確かめよう〜〜
目 的
ベーデン-パウエル卿のスカウト運動が100周年を迎える2007年を記念して、日本のスカウト道〔光の路〕を拓いた先覚者の100の事跡を選定し、その価値と所在を広める。また、今後日本のスカウティングがたどるべき進路に歴史的な延長線を示す。
選定方針
対象は、全国の盟友から次の情報等を募り、精査して選定する。
  1. 創始者ベーデン-パウエル卿の来日に関する資料・行程各所
  2. スカウティングの日本伝来に関する事物・エピソード等
  3. 先人の事績・場所・資料・記念碑等
  4. ジャンボリー等歴史的な大会の資料・開催地・記念碑等
  5. その他、歴史的価値のある事物
調査項目の例示
 1. 野営場:現況写真・開拓当時の写真複写・記念碑等のモニュメント・関係者の談話
 2. B-P足跡:横浜・日光・京都など行程を追う

 3. 記念物品:現物写真・由来・関係者の談話・運動に与えた効果
 4. 教本類:現物の入手又は複写・翻訳や導入エピソードの収集・価値と運動に与えた効果
探訪調査
実地調査は、環境共育グループビスタ ワールドとその支援者が行う。なお、支援者の氏名等は調査報告書に明記する。
発表方法
調査結果はガイドブック形式で随時刊行するほか、インターネットを通じて世界に公開する。 
運営資金
調査結果はガイドブック形式で随時刊行するほか、インターネットを通じて世界に公開する。
問合せ先
   〒245-0016 横浜市泉区和泉町3775矢島方 環境共育グループ ビスタ ワールド本部
   ◆TEL・FAX 045-802-2156  ◆www.vistaworld21.com  ◆vistaiwao@muse.ocn.ne.jp
 





 
1.宇都宮太郎と旭川少年団 第2報〜第3報その1〜4  著作・提供 森 豊 氏
日露戦争時に駐英武官を経て参謀本部第2部長時に、「スカウティング フォァ ボーイズ」を「少年兵団」として和訳出版させ、旭川師団長として赴任、旭川少年団を発団させた人物像を明かす大論文
2.研究論文「榎本恒太郎(秋村)の著作について」 著作・提供 森 豊 氏
日本のスカウト運動黎明期に「Scouting for Boys」の「少年兵団」の翻訳著者の足跡を多方面から研究している森氏(北海道連盟副理事長)からの最新論文
3.日本ボーイスカウトの黎明−父・下田豊松の記憶− 提供 下田 真 氏
大正9年(1920)ロンドンでの第1回世界ジャンボリーに参加した北海道岩内少年団の創設者である下田  豊松がB-Pから日本のチーフスカウトとして認められ、その栄誉を背に生涯をスカウトスピリットで貫いた偉業を今に伝える子息真氏からの聞き書き集
4. 窓 −熊本日々新聞「読者のひろば」投稿五十編集− 著作・提供 山内 典博 氏
5. 道 −ボーイスカウト活動四十年の回顧− 著作・提供 山内 典博 氏
6. 旅 −海外 十二編 ・ 国内 九編− 著作・提供 山内 典博 氏
7. 轍 −誕生・・自立・・教育関係職員として− 著作・提供 山内 典博 氏
4〜7一連の著作は、「自分のカヌーは、自分で漕げ」(ベーデン-パウエル卿)の教えによる自立から、社会人として教職の道とスカウトの光の路を歩んだ自伝シリーズ
8.東京少年キャンプ連合発祥の地記念像・説明文 撮影・提供 萩原 伊良 氏
9.故 矢野節道さんを偲んで 著作・提供 加藤  武 氏
10.三島総長追悼文「三島総長と二十年」村山 有(たもつ)著 提供 坂本 正志 氏
11.BOY SCOUTS OF JAPAN MAKE COME-BACK (NIPPON TIMES MAGAZINE) 提供 鈴木高氏
August 7. 1947=昭和22年 に載った村山 有氏の署名記事)。内田二郎氏を団長とする日本の派遣団が米国ワシントンで開かれた国際ジャンボリーに参加し、国際復帰したこと報じ、また日本のスカウト運動の歩みと今後にかける期待を盛り上げている。( NIPPON TIMES MAGAZINEは、現在の英字日刊紙 JAPAN TIMES)






姉妹誌VISTA WORLDメールマガジン ビスタ スコーレ 転載 】 
 2004(H16)年 10 月 4日号

随 想 Free Fly Flow ( 要 約 )
?一つのちかい?
やじま いわを
 このほど日本連盟が加盟員全員に強制的に売りつけたスカウト運動100周年の記念ワッペンをみて、小首をかしげずにいられる盟友がいたら、それは驚きだ。
 価格300円のうち、200円を日連が受取り、100円を県連に還元すると いうのも いぶかしい が、「強制」するからにはやむを得まい。
 だが、問題は別のところ、ワッペンに表記されている「ひとつの世界 ひとつのちかい」にある。

 日本のボーイスカウト運動において、「ちかい」は[少年團日本聯盟]の創始時代から三箇条の構文で「三つのちかい」が常識になっている。 
なのに、この記念ワッペンには 「ひとつのちかい」と書かれており、どうにも腑に落ちない。

 そこで、滅多には見ないWOSM(World Organization of the Scout Movement)のホームページを覗いてみると、もちろん英語のもスペイン語のも アラビア語などのワッペンでは「One World One Promise」=「Un Mundo Una Promesa」=「〜〜」で、 直訳すれば確かに「ひとつの世界 ひとつの ちかい」ではある。

 しかし、それだからといって「三つのちかい」で通ってきた日本で、「ひとつの ちかい」 とすることはあるまい。
 この場合の「One」は「唯一のとか同一の」という 意味であるはずだから、せめて「ひとつの世界 おなじ ちかい 」とか 「ちかいは同じ ひとつの世界」というようなニュアンスでいくべきだったのでは なかったろうか。

 ちなみに、御本家のイギリスや英連邦の「ちかい」は ; On my honour I promise that からTo help other people,and keep the Scout Law. のピリオドまで一つの文で成り立っているから、確かに「ひとつのちかい」で、他の国のもQeenがKingだったりCountryだったりの違いはあるが、どこのも一つの文章で大差はないので、「ひとつ」でも「同じ」でも問題はなかろう。

 それを、「三つのちかい」を至上としている日本のスカウ運動において、「One Promise」を「ひとつのちかい」としたのは、その歴史的な意義や指導上の混乱を見過ごした「非常識」としか云いようがない。 ちなみに、東洋では中国童子軍の「誓詞=ちかい」も三箇条で、生涯三つのちかいを守るといっている。
「ひとつ、・・・・。ひとつ、・・・・と「ちかい」を三箇条に分けて唱えるのがわれわれBoy Scout of Nippon の「ちかい」である。

 それを、英語はデキるかも知れないが日本語の怪しいか本当に「ちかい」をたてたこともないようなナントカリソーシスがお粗末な翻訳ソフトみたいな暴訳をして
、そうだそうだと疑問も出さなかった取り巻きにも問題がある。 これでは、「コミッショナー無用論」」が出るのも当然ではなかろうか。



姉妹誌VISTA WORLDメールマガジン ビスタ スコーレ 転載
 
2004(H16)年 10 月 5日号

随 想 Free Fly Flow ( 要 約 )
三つのちかい は 論理的に間違いか?
やじま いわを
「矢島氏のご批判が論理的に間違っていることを指摘」するというK氏の解析作業、まことにご苦労様でした。 「三つの実行を誓うちかい」だから「ひとつのちかい」はまちがっていない――ごもっともっです。私も「ひとつ」を間違いだと言っているのではなく、表現が不適切だと言っているわけですから。

 しかし、K氏も「その第2」の主張で指摘している:〜〜少なくともわたしの知っている日本語では、「ひとつ」には「同じ」「いっしょ」という意味がある。〜〜: ということまでお解りならば、「ひとつのちかい」いうコピーライトの表現が、「三つのちかいで通っている日本では」不適切だと感じるはずなのに、そこになるとなぜ急転してしまうのか不可解です。

 ビーバーから成人までに着用させるワッペンの「文言が伝えたいこと」を、教育規定を引いたりコミッショナーの解説がなければ「なぜ三つのちかいではないの?」というソボクなギモンにも答えられないような仕組み、またはそうさせようとする仕組みに暗雲を感じるのは、筆者だけでしょうか?
 その最たるものが、英米と並んで培ってきたBoy Scouts of Nippon のパイオニアの警告にも耳を貸さず、後進途上国が半ば国策としている「男女混成学校少年団」の画一訓練やリーダーのインスタント養成に走って、運動の理想や原理のピントをぼやかしている中核連への失望とでも言おうか。 とにかく、投射された進路に煙幕を張ってスクリーンの結像を阻んでいる暴挙は静止できない。

 それに加えて、自団のリーダーがしでかしたとんでもないことから、「ああ、創始者ベーデン-パウエル卿の原理や理想の名誉や品性も地に墜ちたか」との実感を浴びたのも口惜しい限りだ。