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VISTA WORLD 21


   vistaworld21.com No.6 2002年(平成14年)4月15日号 


姉妹誌 メールマガジン ビスタスコーレ VISTA Scholé21
主宰:VistaIwao@aol.com  総局:sakamotom@muh.biglobe.ne.jp

VISTA―それは調和のとれた眺めや未だ知らぬ世界に拡がっているはずの景観や見通し、そして未来に向かう生命の展望です。私達は、スカウト運動の創始者ベーデン・パウエル卿が提唱した「自然という教場」の21世紀版を求めてビスタソング" Free Fly Flow" のように伸びやかでさわやかな世界を創り、次の世代に引き継ごうとする有志のネットワークです
草屋根若葉
【春日の若葉 ( 4月2日 鎌倉散歩)】

異変、温暖の春
やじま いわを
 一体なんというあわただしさだろう。
平年ならば、フキノトウやツクシが頭をもたげ、タンポポが咲きそろう花模様の次にナノハナの金色カーペット、そして待ちこがれたサクラ満開のクライマックスがくる順番なのに、ことし平成14年の春は違った。
 花木では、コブシやモクレンやサクラやミツバツツジもレンギョウやユキヤナギもいちどきに開いてしまった。 また、草花のほうは、ホトケノザやヘビイチゴやイヌフグリもレンゲソウも早くから開き、新しい蕾と次々に交代しながら今も散歩道を彩ってくれるのはうれしいことだが・・・・。
 とにかく、殺伐として暗ぁーい話題ばっかりの世の中に、春のきざしを伝えてくれる花々の開花が今年は格別待ち遠しかった。  だから花のほうも気をよくしてか、カーニバルのような乱痴気でいっぺんに爆発したのだろうか。
 何でも、3月の平均気温が全国的に軒並み「気象観測始まって以来の暖春」で、2月の末あたりから4、5月の気温になったのだから、この異変はまさに「異常現象」としか言いようがない。 しかも、4月15日には首都圏では夏日を記録し、それも「観測史上もっとも早い真夏日」だという。 これを、例えば37年前の昭和42年5月17日、東京に雪が降ったという記録と比べれば大変な温暖化には違いない。
 で、その原因はと問えば、おおかたは「地球の温暖化現象」と答えるだろうが、そうした感じかたの正否は別として、迷走する京都議定書の報道や浸透しはじめた環境教育の効果だと歓迎したい。 また、日ごろ温暖化防止のライフスタイルを説く身としても、「そうだ」とマユを寄せながら「温暖化のせいだ」と断じたいところだが、一寸むずかしい。
 というのは、今春の欧米各地は日本とは正反対の軒並み極寒で、温暖化とは逆の「地球寒冷化」を実感した人も多かった。
 だから、気温の局地的なこうした凸凹を全地球的に平均すると、今春の気温が顕著なプラス方向だったという答えは出てこない。 しかし、大気中の二酸化炭素濃度は年々増加しており、温暖化がじわじわ進んでいることにはまちがいない。
 このように、局所的には高低さまざまな偏りはあるものの、10年20年という時間軸では温暖化は確実に進んでおり、いま急ブレーキをかけてもその惰性は長く尾を引くことになるだろう。
 そのほか、「温暖の春異変」はとんだ方面に深刻な「寒冷化」をもたらしたようだ。
例えば、例年通りのタイミングでゴールデンウィークの予約が一杯だった桜名所のホテルや旅館では半月も早い開花にキャンセルが相次ぎ、大打撃の寒冷状態にあるという。また、自分のことを棚にあげて他人を「ウソつき」呼ばわりした「おおウソつき」の出現や、促成飼料で太らせたシロブタやニワトリが有名ブランドのクロブタや地鶏に変身するとか、とんでもないことばかりの一寸先。
 せめて新緑の正気が、忌まわしいこうした世情の異変を浄化してくれることを祈りたい。


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ピクセル彩路紀 No.6
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ちょっと古びたデジカメを手にぶらり歩きもまた楽しいもの。うつろいやすい世間のカゲの道すがらに、 思わず目を合わせたモノたちとの会話も、ナチュラリストのぜいたくのひとつです。
レンゲ草
2002年4月11日 横浜市 天王森の田圃で撮影
== だれかにあげよう この花カンザシ を ==
レンゲソウ (蓮華草)  milkvetch・Astragalus sinicus
 レンゲ、ゲンゲともいう中国原産マメ科の越年草。 緑肥や牧草として広く栽培されるが、野原や土手、道端など日当りのよいやや湿った土地に野生している。ゲンゲ属は約2000種あり、世界に広く分布するが日本には8種が自生している。 春先、花柄の先端に7〜10個の蝶形花をつけるが、この様子をハスの花に見立て蓮華草とよんだという。 種子や全草は薬用として利尿、解熱、リウマチなどの治療に効用。若芽は茹でて食用とするほか、花は蜂蜜の蜜源植物としても重要。(参考:広辞苑)


tttttttttttt 共 育 快 談ttttttttttttt
BSエコクラブいずみ新鮮組が「春のつみ草ハイキング」
つみ草ハイク  BSエコクラブ「いずみ新鮮組」は、晴天の4月13日(土)、和泉川沿いの 自然観察とつみ草の会を開きました。
参加者はおもに小学生と保護者の男女25名で、初めて口にするスカンポやカラスノエンドウや桑の若葉を味わったりクレソンを収穫しながら、レンゲやタンポポが咲くいずみ野の春を満喫しました。
月・日 テーマ 内容
4月13日 春の野草 境川〜引地川公園:つみ草ハイキング
5月11日 草木染めアート 自然素材で染めるバンダナづくり
アサガオタネまき
6月 8日 ホタルのひかり 山王森公園(または瀬谷市民の森)
7月13日 ゴミのゆくえ 旭区清掃工場
8月24
〜25日
エコキャンプ 中和田の森で初歩のエコ キャンプ
5月にまいたアサガオのコンクール
9月14日 水中をのぞこう アクアスコープ作りと水生生物観察
10月12日 殿様は泉小次郎 いずみの巨木と歴史ハイキング
11月 9日 エコクッキング 省エネルギー料理
12月14日 自然のかたち 野山の素材で作るクリスマスリース
1月 5日 いずみの正月 竹馬・たこ揚げ・コマ遊びと七草がゆ
2月 8日 春まつ いのち 草木や昆虫の冬すがたの観察
3月 8日 電気のパワー 火力発電所見学


【姉妹誌VISTA WORLDメールマガジン転載】
V ISTA Scholé21 Vol. 6 No.4
Free Fly Flow
はるは あけぼの
やじま いわを
はるはあけぼの ようようしろくなりゆくやまぎは すこしあかりて むらさきだちたる・・・・と、こんな春の暁を迎えた人が、今年は何人いただろうか。
 かく申す私も、ほぼひと晩じゅう半睡で駄文の文字ならべをしているためか、あけぼのはまさに夜の終わりの刻で、その日の始まりとは言いがたい。
 そのうえ、去年の11月ある徹夜明けの朝、就寝前の元気づけのつもりでやったラジオ体操がいけなかった。ひと寝入りして起きあがろうとしたら腰周りに激痛が走り、四つん這いで起ちあがっては見たがままならず、大苦しみをしたのに懲りてその後は夜の終わりを午前3時半としたから、暁とはなおさら縁が遠のいていた。
 そこでこの文を綴るにあたり、久しぶりの暁にひたろうかと眼はまどろみのまま川風を受けながら近くのレンゲ田まで歩いてみた。
 5時を過ぎる頃、コジュケイの「ちょっと来い」に間をおいて林の向こうからのひときわ高い「ケーン」はまぎれもなく雄キジが雌を呼ぶ声だ。やがて、すっかり艶っぽくなったウグイスの歌も聞こえるし・・・・あゝ、これぞニッポンの春のあけぼのだ。
 それにしても、朝というのは静かに明けるが、あけぼのの空の色彩は走るようだ。
 うすずみ色から紫、そしてカロテンの朱色から白々と明け、やがては空色にうつろう彩度とそれに連動して上昇していく明度の三次元的な変化に加え、スカイライン近くの靄の効果もあってか、時空を超えた多次元のあけぼのシンフォニーが、この鈍化した身と心にたくたくと正気(せいき)を注いでくれるのが判るだけでもうれしい。
 意気揚々、久びさのはつらつ顔で帰宅したのに朝刊もテレビも、破廉恥で、不景気で、物騒で、まるで出鱈目で憤懣のたまる記事ばかり・・・・
 なかでも「ゆとり教育関係」のはひどい。 子供達への詰め込み教育を排して休日をふやし、総合教育の名で教科書によらない学習を取り入れると言うことだが、今後の国際社会に有用な日本人を育てる基の、頭脳が柔軟なうちに基礎を叩き込む教育だから「義務」なので、その初段階から「ゆとり」とか言っていると、遠からずひどいことになるだろう。 そして、やりたくない者はしなくていいよ、と言いながら落ちこぼれや無気力な若者を増殖し、博愛心はもとより、国家にも民族にもいわんや宗教にも無感覚なフヤケタ若者が輩出するだけではないか。 運動会の競争で優劣をつけるのは「差別」だとか、慢性不登校児へのケアを重視して皆勤や精勤者も褒めないから、休むのもご勝手に・・・・と言うような義務教育がどこの世界にあるだろう。
 少なくとも過去5年間、私が係わってきた開発途上国の青少年らは、3度の食事も危ういのに社会の中で輝いていた。一生懸命働いていた。神仏への勤めを守り世に尽くそうとしていた。明日への希望を持っていた。
 「鉄は熱いうちに鍛えよ」の譬えのとおり、「ゆとり漬け」のナマぬるい素材をゴムのハンマーで叩いても、鍛えることはできないし弱い所がねじ曲るだけだ。
 生涯教育の流れの中で、本当に必要な「ゆとり」は、義務教育で鍛え上げた青年達の職業訓練の中でこそ必要なキーワードではなかろうか。
 そうすれば、彼らは自分の選んだ勤労の喜びを知り社会の期待を集めることだろう。
また、昭和史の中で青春を棒に振った年代の「シニアー」にも、老後の心配を取り除くような「ゆとり」を分配し、春のあけぼのを元気な一日の始まりにしてあげたいものだ。
VISTA Scholé 21 の由来
”Scholé ”(スコーレ) とはSchoolの語源となった「余暇」をさすギリシャ語で、古代文化都市の紳士や貴族階級が、自分の心や身体を神々のそれに少しでも近づけようと割いた「ゆとり」の場のことでした。
ですから、VISTAのScholéも、食うために働く”食業人”や、肩書きでなければ存在を示せない”位 人 (クライヒト)”が役職に固執したり仲間の足を引っぱる浅ましさとは無縁の場(サロン)です。
  そうした意味で、この 21がスカウト運動の創始者ベーデン-パウエル卿の提唱した「大自然の教場」の21世紀版のように、母なる地球を気遣う人々の「ゆとり」のロータリーとして役立てればうれしいかぎりです。また活動は、スカウトたちが歌っているビスタ-ソングの「Free Fly Flow」という伸びやかさをめざしています。
 そして、VISTA Scholé 21で結ばれた 「ゆとりごころ」の仲間と、未来を拓く夢やアイデアを論じ発信することによって「さわやかな世界を創る」実感を積み上げたいと願っています。
メーリングリストの更新中
VISTA Scholé 21 は、ただ今2002年版メーリングリストの更新中です。
親しいメンバーを誘って、地球を愛するあなたのハートを
多くの人々にお分け下さい。
新規メーリングリストの申込先は;VistaIwao@aol.com